新世界訳
エホバの証人の聖書

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出エジプト 29:6

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
また、その頭にターバンを巻き献納の聖なるしるしをそのターバンの上に付けるように。

◇ 口語訳聖書 ◇ (カトリックとプロテスタント)
そして彼の頭に帽子をかぶらせ、その帽子の上にかの聖なる冠をいただかせ



 ここは明らかに祭司に関する記述ですが、口語訳聖書はこれを王についての記述と勘違いしたようです。



◇ 「聖書に対する洞察」, ものみの塔聖書冊子協会

 ヘブライ語のネーゼルという言葉は,「王冠」を意味するほかに(代二 23:11),「献納のしるし,すなわち神のそそぎ油」を帯びた祭司長の場合のように,より出された,取り分けられた,つまり献納されたものに関係する場合もあります。(レビ 21:10‐12。申 33:16,脚注と比較。)新世界訳聖書ではこの基本的な意味を考慮して,ネーゼルが時々,イスラエルの大祭司がターバンの上に付けた金の平板に関して「献納のしるし」とふさわしく訳出されています。その金の平板には,「神聖さはエホバのもの」という言葉が刻まれていました。―出 29:6; 39:30,脚注; レビ 8:9。



 口語訳聖書にはほかにも同様の間違いが見られますので、これをちょっとした勘違いと見なすことは難しいようです。



出エジプト 39:30-31

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
最後に彼らは輝く平板,献納の聖なるしるしを純金で造り,その上に,印章の彫り込みをもって,「神聖さはエホバのもの」という銘の書き込みを行なった。次いで,青糸のひもをそれに付けて,それをターバンの上,上方に付くようにし,エホバがモーセに命じたとおりにした。

◇ 口語訳聖書 ◇ (カトリックとプロテスタント)
また純金をもって、聖なる冠の前板を作り、印の彫刻のように、その上に「主に聖なる者」という文字を書き、これに青ひもをつけて、それを帽子の上に結びつけた。主がモーセに命じられたとおりである。



 イスラエルの王がターバンの上に冠をかぶっていたことはエゼキエル 21:26に示されています。



エゼキエル 21:26 (共同訳系聖書では 21:31)

◇ 口語訳聖書 ◇ (カトリックとプロテスタント)
主なる神はこう言われる、かぶり物を脱ぎ、冠を取り離せ。すべてのものは、そのままには残らない。卑しい者は高くされ、高い者は卑しくされる。