新世界訳
エホバの証人の聖書

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「新世界訳参照資料付き聖書」では古文と古語、また難解な表現が用いられています。最近はネットを用いてその意味を調べる方が増えていますので、一覧を作成しました。
なお、難解な句については、代表的かつエホバの証人の間で知られていないものを中心に掲載しました。

◆ 古文

古文は一か所で用いられているようです。



使徒 17:28

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
わたしたちは[神]によって命を持ち,動き,存在しているからであり,あなた方の詩人のある者たちも,『そはわれらはまたその子孫なり』と言っているとおりです。

◇ 新共同訳聖書 ◇ (カトリックとプロテスタント)
皆さんのうちのある詩人たちも、
『我らは神の中に生き、動き、存在する』
我らもその子孫である』と、
言っているとおりです。



「そは……なり」 = 「というのは……だからです」



◆ 贖い・贖う (あがない・あがなう)

「贖い」 = 「対価」 → 「買われる」 → 「救われる」



ローマ 3:24

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
彼らがキリスト・イエスの[払った]贖いによる釈放を通し,[神]の過分のご親切によって義と宣せられるのは,無償の賜物としてなのです。



◆ あがめる (崇める)

「あがめる」 = 「崇拝する・崇敬する」



ローマ 1:25

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
すなわちそれは,神の真理を偽りと換え,創造した方より創造物をあがめてそれに神聖な奉仕をささげた者たちです。[創造した]方こそ永久にほめたたえられるのです。アーメン。



◆ いたずらに

「いたずらに」 = 「無意味に・無価値に」 → 「見返りもなしに」
※ 現代語の「いたずらで」とは意味が異なる



出エジプト 20:7

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
「あなたの神エホバの名をいたずらに取り上げてはならない。その名をいたずらに取り上げる者をエホバは処罰せずにはおかないからである。

ヨブ 1:9

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
するとサタンはエホバに答えて言った,「ヨブはただいたずらに神を恐れたのでしょうか。



◆ いとう・いとわしい

「いとう」 = 「嫌う・避ける」 → 「悪行」
※ 現代語では「いとう」 → 「いたわる」 = 「たいせつにする」 →? 「いと惜しむ」
※ 現代語で否定の場合「いとわない」 = 「避けない・躊躇しない」
「いとわしい」 = 「嫌いな」



ヨハネ 3:20

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
いとうべき事柄を習わしにする者は,光を憎んで,光に来ません。自分の業が戒められないようにするためです。

ルカ 6:22

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
「いつでも,人々があなた方を憎むとき,またいつでも,人の子のために人々があなた方を締め出し,非難し,あなた方の名をいとわしいものとして退けるとき,あなた方は幸いです。



◆ うなじ

「うなじ」 = 「首筋の後ろの部分」 → 「悔い改める心」
「うなじ」 → 「首」 → 「命」



申命記 10:16

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
それであなた方は自分の心の包皮に割礼を施し,これ以上うなじを固くしてはならない。

サムエル第二 22:41

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
そして,わたしの敵については,あなたは必ずそのうなじをわたしに渡されます。 わたしを激しく憎む者たち―わたしはまた,彼らをも沈黙させる。



◆ 会陰 (えいん)

「会陰」 = 「女性性器の入り口の部分」



創世記 38:29

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
やがてそれが手を引っ込めると,今度はその兄弟のほうが出て来たのである。それで彼女は叫んで言った,「これはどういうことです,自分のため会陰に裂けめを作るとは」。そのため彼の名はペレツと呼ばれた。



◆ 閹人 (えんじん)

「閹人」 = 「宦官」 → 「去勢された人」 → 「性的に不能な人」 → 「生涯独身の誓いを立てた人」



マタイ 19:12

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
母の胎からそのように生まれついた閹人があり,人によって閹人にされた閹人があり,天の王国のゆえに自らを閹人とした閹人がいるのです。それを受け入れることのできる人は,受け入れなさい」。



◆ 滓 (おり)

「滓」 = 「かす」 → 「ぶどう酒の沈殿物」 → 「ぶどう酒」
※ 通常は「かす」と読む



イザヤ 25:6

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
そして,万軍のエホバはすべての民のために,この山で,油を十分に用いた料理の宴を必ず催される。それは,[の上にたくわえられたぶどう酒],髄と共に油を十分に用いた料理,滓[の上にたくわえられ],こされた[ぶどう酒]の宴である。



◆ 過分の (かぶんの)

「過分の」 = 「身分不相応な」 → 「本来は受ける資格のない」



ヤコブ 4:6

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
しかし,[神]が与えてくださる過分のご親切はそれに勝るのです。ですから,こう述べられています。「神はごう慢な者に敵し,謙遜な者に過分のご親切を施される」。



◆ 刈り込みばさみ

※ 聖書の「刈り込みばさみ」は「鎌」の一種
※ 日本で一般に言うところの刈り込みばさみではない



イザヤ 2:4

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
そして,[神]は諸国民の中で必ず裁きを行ない,多くの民に関して事を正される。そして,彼らはその剣をすきの刃に,その槍を刈り込みばさみに打ち変えなければならなくなる。国民は国民に向かって剣を上げず,彼らはもはや戦いを学ばない。



◆ くすしい (奇しい)

※ 本来は「くすしい」ではなく「くすし」
「くすしい」 = 「神秘的な」 → 「不思議な」 → 「素晴らしい」



詩編 9:1

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
エホバよ,わたしは心をつくして[あなたを]たたえます。 わたしはあなたのくすしい業をすべて告げ知らせます。



◆ くつこ (口籠)

「くつこ」 = 「口輪(くちわ)」 → 「口を黙らせる」
※ 日本では、咬みつき癖のある犬の口にかぶせる
※ 「くつわ」とは異なる



詩編 39:1

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
わたしは言った,「わたしは自分の道を守って, 舌で罪をおかすことがないようにしよう。 邪悪な者がわたしの前にいる限り, わたしは自分の口にくつこを守りとしてはめよう」。



◆ くつわ (轡)

「くつわ」 = 「馬の口にかませる金具」 → 「口を制御するもの」



ヤコブ 1:26

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
自分では正しい方式に従う崇拝者であると思っていても,自分の舌にくつわをかけず,自らの心を欺いている人がいれば,その人の崇拝の方式は無益です。



◆ 血肉

※ 例外的に「骨肉」の代用として用いられる場合があり、その場合は「親族」



ガラテア 1:16

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
わたしに関連してご自分のみ子を啓示することをよしとされ,こうしてわたしがその[み子]についての良いたよりを諸国民に宣明することになった時,わたしは直ちに血肉と協議したりはしませんでした。



◆ 顕現 (けんげん)

「顕現」 = 「姿を現す」



テモテ第一 6:14

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
わたしたちの主イエス・キリストの顕現の時まで,汚点のない,またとがめられるところのない仕方でおきてを守り行ないなさい。



◆ 骨肉 (こつにく)

「骨肉」 = 「親族」
「骨肉」 → 「人の一部」 → 「従属する」
※ 類似の表現を含む



サムエル第二 19:12

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
あなた方は,わたしの兄弟だ。あなた方は,わたしの,わたしのだ。それなのにどうして,あなた方は王を連れ戻す最後の者になるのか』。

サムエル第二 5:1

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
やがて,イスラエルのすべての部族がヘブロンのダビデのもとに来て言った,「ご覧ください,わたしたちは,あなたの骨肉です。



◆ 酒ぶね (さかぶね・酒槽)

※ もしくは「さかふね」
「酒ぶね」 = 「(ぶどう酒を造るにあたって)ぶどうを踏むための桶」
※ 日本で一般に言うところの酒ぶねではない



イザヤ 63:3

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
「わたしは独りで酒ぶねを踏んだが,その間,もろもろの民のうちからわたしと共にいた者はいなかった。そして,わたしは怒りをもって彼らを踏み,激しい怒りをもって彼らを踏みつけた。それで,彼らから吹き出る血がわたしの衣に跳ね掛かり,わたしは自分の衣服をみな汚してしまった。



◆ 什一 (じゅういち)

「什一」 = 「十分の一」 → 「十分の一税」
※ 現代ではキリスト教会で実施される十分の一献金を指す



申命記 26:12

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
「三年目すなわち什一の年にあなたの産物の十分の一を什一としてすべて取り分けたなら,あなたはそれをレビ人,外人居留者,父なし子,そしてやもめに与えなければならない。彼らはあなたの門の内でそれを食べて満ち足りるのである。



◆ 常供 (じょうく)

「常供」 = 「毎日捧げる」
※ 仏教用語からの借用



ダニエル 12:11

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
「そして,常供のものが取り除かれ,荒廃をもたらす嫌悪すべきものが置かれた時から,千二百九十日があるであろう。



◆ 召集者

「召集者」 = 「集会を集める者」 → 「集会を司会する者」 → 「集会に教えを説く者」 → 「伝道者」
※ 聖書の「伝道の書」の書名の由来



伝道 1:12

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
召集者であるわたしは,エルサレムでイスラエルを治める王であった。



◆ 焼燔 (しょうはん)

「焼燔」 = 「(肉を)焼く」
※ 「全焼燔」 = 「(肉を)焼き尽くす」



イザヤ 1:11

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
「あなた方の多くの犠牲は,わたしに何の益になろう」と,エホバは言われる。「雄羊の全焼燔の捧げ物や肥え太らせた動物の脂はもう沢山だ。わたしは若い雄牛や雄の子羊や雄やぎの血を喜ばなかった。



◆ 調べ

「調べ」 = 「調(音律)」 → 「演奏」
※ 音楽用語としての「調べ」は「ハ長調」などと言う場合の「調」のこと



イザヤ 12:5

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
エホバに調べを奏でよ。見事にことを行なわれたからだ。これは全地に知らされている。



◆ すなどる (漁る)

「すなどる」 = 「漁をして獲物を得る」
※ 現代語では「あさる」と読む



マタイ 4:19

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
そこで彼らにこう言われた。「わたしに付いて来なさい。そうすれば,あなた方を,人をすなどる者にしてあげましょう」。



◆ 斥候 (せっこう)

「斥候」 = 「偵察する者」 → 「スパイ」



ヨシュア 2:1

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
その後ヌンの子ヨシュアは二人の者を斥候としてシッテムからひそかに送り出して,こう言った。「行って,その地とエリコとを見てきなさい」。そこで彼らは行って,その名をラハブという遊女の家に着き,そこに宿を取った。



◆ 脱疽 (だっそ)

「脱疽」 = 「壊死」
※ もしくは「壊疽(えそ)」
※ 症状のこと
※ 脱疽という病気があるのではない



テモテ第二 2:17

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
その言葉は脱疽のように広がるからです。ヒメナオとフィレトがその中にいます。



◆ たなごころ (掌)

「た」 = 「手」
「な」 = 「の」
「こころ」 = 「中心」
「たなごころ」 = 「手のひら」
※ 心のことではない



ヨブ 11:13

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
もしあなたが,本当に心を定め, 実際,あなたのたなごころを[神]に伸べるなら,



◆ 胤 (たね)

「胤」 = 「種」 → 「子孫」



創世記 13:16

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
そしてわたしはあなたのを地の塵粒のようにする。それで,もし人が地の塵粒を数えられるのであれば,あなたのもまた数えられることになろう。



◆ たばかり (謀り)

「たばかり」 = 「謀略」



エフェソス 4:14

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
それは,わたしたちがもはやみどりごでなくなり,人間のたばかりや誤らせようとたくらむ巧妙さによって,波によるように振り回されたり,あらゆる教えの風にあちこちと運ばれたりすることのないためです。



◆ 垂木 (たるき)

「垂木」 = 「屋根を支える骨組み」
【!】 日本のエホバの証人の間には、「垂木」を「梁(はり)」のことだと誤認する向きがあるようです。
※ 屋根を魚に例えるなら、背骨が「梁」、小骨が「垂木」
※ 樽に使われている木ではない



マタイ 7:4

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
また,どうして兄弟に,『あなたの目からわらを抜き取らせてください』と言えるのですか。しかも,ご覧なさい,自分の目の中には垂木があるのです。



◆ 嘆息 (たんそく)

「嘆息」 = 「ため息」 → 「苦しみ」



箴言 29:2

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
義なる者が多くなると,民は歓び,邪悪な者が支配を行なうと,民は嘆息する。



◆ 中途半端な

「中途半端な」 = 「心がこもっていない」
※ 一般に言うところの中途半端とは異なる
※ 心の状態を指す



詩編 119:113

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
わたしは中途半端な者たちを憎み, あなたの律法を愛しました。



◆ 天幕

「天幕」 = 「テント」



啓示 21:3

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
それと共に,わたしはみ座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。「見よ! 神の天幕が人と共にあり,[神]は彼らと共に住み,彼らはその民となるであろう。そして神みずから彼らと共におられるであろう。



◆ とが (咎)

「とが」 = 「傷や欠陥」 → 「失敗や誤り」 → 「罪や悪行」



箴言 5:22

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
邪悪な者は自分自身のとがに捕らえられ,自分自身の罪の縄に捕らえられる。



◆ 篤信 (とくしん)

「篤信」 = 「信仰の厚い」
※ 「敬虔な専心」と同義語



使徒 10:2

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
篤信の人であり,自分の家の者たちすべてと共に神を恐れ,民に憐れみの施しを多く行ない,絶えず神に祈願をささげていた。



◆ ともしび (灯火)

「灯火」 = 「明かり火」 → 「燭台・ランプ」
※ 現代語では「とうか」と読む
※ 厳密には燭台やランプではなく火の部分



レビ 24:4

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
そのともしびを絶えずエホバの前で,純金の燭台の上に整えるべきである。



◆ とりこ (虜)

「とりこ」 = 「捕虜」
※ 心を奪われるという意味ではない



コリント第二 10:5

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
わたしたちは,[いろいろな]推論や,神の知識に逆らって立てられた一切の高大なものを覆しているのです。そして,一切の考えをとりこにしてキリストに従順にならせています。



◆ なわめ (縄目)

「なわめ」 = 「縛ること」 → 「罪人とすること」 → 「投獄」



ユダ 6

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
また,自分本来の立場を保たず,そのあるべき居所を捨てたみ使いたちを,大いなる日の裁きのために,とこしえのなわめをもって濃密な闇のもとに留め置いておられます。



◆ 宣べ伝える (のべつたえる)

「宣べ伝える」 = 「宣伝する」 → 「伝道する」
※ 「宣明する」と同義



テサロニケ第一 1:5

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
わたしたちの宣べ伝える良いたよりは,ただことばだけでなく,力と聖霊と強い確信をも伴ってあなた方のところにもたらされたからです。あなた方に対し,またあなた方のために,わたしたちがどのような者となったかは,あなた方が知っているとおりです。



◆ 卑わい (ひわい)

「卑わい」 = 「悪態や冒涜」
「卑わいな冗談」 = 「汚らわしい冗談」 → 「性的な冗談」
※ 必ず性的意味合いを含むというわけではない



エフェソス 5:4

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
また,恥ずべき行ない,愚かな話,卑わいな冗談など,ふさわしくない事柄があってもなりません。むしろ感謝をささげなさい。



◆ ほふる (屠る)

「ほふる」 = 「殺す」
※ 食べるという意味ではない



申命記 12:15

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
「いつでもあなたの魂がそれを渇望する時であれば,あなたはほふることができる。あなたの神エホバが与えてくださったその祝福に応じてあなたのすべての門の内で肉を食べるように。汚れた者も清い者も,ガゼルや鹿と同じようにしてそれを食べてよい。



◆ まいない (賂)

「まいない」 = 「賄賂」



申命記 10:17

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
あなた方の神エホバは神の神,主の主,偉大で力強く,畏怖の念を抱かせる神であり,だれに対しても不公平な扱いをせず,まいないを受け取ることもされず,



◆ 幕屋 (まくや)

「幕屋」 = 「崇拝用の天幕」



エゼキエル 37:27

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
そしてわたしの幕屋は彼らの上に実際にあり,わたしは必ず彼らの神となり,彼らはわたしの民となるであろう。



◆ 全き (まったき)

「全き」 = 「完全」 → 「嘘や偽りの全くない」



コリント第二 8:7

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
それにしても,あなた方があらゆることに,すなわち信仰と言葉と知識と全き真剣さに,またあなた方に対するわたしたちのこの愛に満ちあふれているのと同じく,この親切に与える業にも満ちあふれるようにと[祈ります]。



◆ みどりご (嬰児)

「みどりご」 = 「生まれて間もない子」
※ 通常は「えいじ」と読む



コリント第一 14:20

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
兄弟たち,理解力の点で幼子となってはなりません。しかし,悪に関してはみどりごでありなさい。そして,理解力の点では十分に成長した者となりなさい。



◆ もろもろ (諸々)

「もろもろ」 = 「多様な・多数の」 → 「すべての」



ペテロ第一 3:22

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
この方は神の右におられます。天へ行かれたからです。そしてもろもろのみ使いと権威と力は彼に服させられました。



◆ 良いたより (よい便り)

「良いたより」 = 「良い知らせ」 → 「救いの教え」
※ 手紙のことではない



ローマ 10:16

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
しかしながら,すべての人が良いたよりに従ったのではありません。イザヤは,「エホバよ,わたしたちから聞いた事柄にだれが信仰を置いたでしょうか」と言っているからです。



◆ よこしま (邪)

「よこしま」 = 「正しくない」 → 「邪悪」
※ 縞模様のことではない



出エジプト 23:2

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
よこしまな事柄のために群衆に従ってはならない。論争に関する証言に際し,群衆と共にそれて行って公正を曲げようとしてはならない。



◆ らい病

「らい病」 = 「皮膚や皮や壁の腐食の症状」
※ ハンセン病ではない
※ 現代ではハンセン病を指す差別語



ルカ 5:12

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
[イエス]がある都市にいた別の時のことであったが,見よ,体じゅうらい病の人がいた。イエスを見かけると,彼はうつ伏して願いをし,「主よ,あなたは,ただそうお望みになるだけで,私を清くすることがおできになります」と言った。



◆ 臨在 (りんざい)

「臨在」 = 「そばにいること」
※ 「到来」より「滞在」の意味合いが強いが、そうでない場合もある



コリント第一 15:23

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
しかし,各々自分の順位にしたがっています。初穂なるキリスト,その後,その臨在の間に,キリストに属する者たちです。

テサロニケ第一 3:13

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
これは,その聖なる者たちすべてを伴ったわたしたちの主イエスの臨在の際に,わたしたちの神また父のみ前にあって,あなた方の心を確固たるもの,神聖さの点で責められるところのないものとしていただくためなのです。



◆ わななく (戦慄く)

「わななく」 = 「体が震える」



ホセア 3:5

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
後にイスラエルの子らは戻って来て,自分たちの神エホバを,また自分たちの王ダビデを必ず求めるであろう。末の日に,彼らはエホバのもとに,その善良さのもとにわななきながらやって来るのである。



◆ ヨハネ 10:12

新世界訳参照資料付き聖書を構成する膨大な訳文の中で、読み間違いによる影響が最も深刻なのはこの聖句でしょう。



ヨハネ 10:12

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
雇われ人は,おおよそ羊飼いとは異なり,その羊も自分のものではないので,おおかみが来るのを見ると,羊たちを見捨てて逃げます ― そして,おおかみは彼らをさらい,また散らします―



ほとんどの方はこのように文を修正して読んでしまうようです。



ヨハネ 10:12 間違った読み

雇われ人は,おおよそ羊飼いとは異なり,その羊自分のものではないので,おおかみが来るのを見ると,羊たちを見捨てて逃げます ― そして,おおかみは彼らをさらい,また散らします―



この「おおよそ」は「羊飼い」でなく「異なり」にかかっています。『雇われ人は羊飼いとは根本的に異なる』というような意味です。
※ 羊飼いは雇われ人と同様、羊の所有者ではない。



◆ 創世記 2:23

よく用いられるのに正確な意味が知られていない句です。



創世記 2:23

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
すると人は言った, 「これこそついにわたしの骨の骨, わたしの肉の肉。 これは“女”と呼ばれよう。 男から取られたのだから」。



原典を参照すると、字義どおりには「わたしの骨から[生じた]骨、わたしの肉から[生じた]肉」という表現です。

これは聖書ではしばしば見られるの二つの慣用表現がくっついた表現とも考えられます。



サムエル第二 19:12

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
あなた方は,わたしの兄弟だ。あなた方は,わたしの骨,わたしの肉だ。それなのにどうして,あなた方は王を連れ戻す最後の者になるのか』。

申命記 10:17

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
あなた方の神エホバは神の神,主の主,偉大で力強く,畏怖の念を抱かせる神であり,だれに対しても不公平な扱いをせず,まいないを受け取ることもされず,



「骨肉」は親族を指します。また「AのA」という表現は「Aの最上」を意味します。
アダムのこの言葉には「あなたはわたしにとって最も大切な人」という意味合いがあります。



◆ エレミヤ 17:9



エレミヤ 17:9

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
「心はほかの何物にも勝って不実であり,必死になる。だれがこれを知りえようか。



「人の心というものは不実なので、なにかのことで苦境に追い込まれると必死になり、言い訳をしたり嘘をついたりする」という意味ではありません。
この表現には、「人の心の持つ欠陥は克服しがたくてどうしようもない」という意味があります。
イメージ的には、広い海の真ん中でおぼれている人がいて、助かろうとしてどんなに頑張ってもがいても助かりそうにない、という感じです。
たとえば、イライラする傾向のある人がいてもうイライラするのはやめようと決意したのにイライラするのがやめられない、ということを述べた言葉です。人は自分の心の中にある罪深さを克服できない、ということです。



◆ 詩編 119:9



詩編 119:9

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
どのようにして若い人はその道筋を清めるのでしょうか。 み言葉にしたがって注意深くあることによってです。



「み言葉にしたがって」は「み言葉を基準としつつ」という意味です。
「み言葉に従う」という行為と「注意深くある」という行為の二つの行為について述べているのではありません。



◆ ヨブ 31:1

これは修辞疑問が理解しにくい方だと誤解しやすいという表現です。



ヨブ 31:1

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
「契約をわたしは自分の目と結んだ。 それゆえ,どうしてわたしは自分が処女に対して注意深いことを示すことができようか。



ヨブは処女に関心があった、という意味ではありません。
※ 何が問題なのか理解できないという方は、「もしヨブが契約を結んだのが目ではなく口であったなら」と考えてみてください。



◆ マタイ 25:40



マタイ 25:40

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
すると,王は答えて言うでしょう,『あなた方に真実に言いますが,これらわたしの兄弟のうち最も小さな者の一人にしたのは,それだけわたしに対してしたのです』。



「他人に親切にすることは結局のところ自分に親切にすることである」という意味ではありません。
「人に名誉を与えることは自分の名誉を誇示することにほかならない」という意味でもありません。
「人に親切にした人は、その家族から感謝される」という意味です。
※ 何が問題なのか理解できないという方は、「これら」の前に「あなたが」がついている場合と「あなたを」がついている場合の違いを考えてください。



◆ テモテ第二 3:6



テモテ第二 3:6

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
こうした人々の中から,[あちこちの]家族の中にそれとなく入り込み,罪の荷を負った弱い女たちをとりこにして連れ去る者が出るのです。[その女たちは,]さまざまな欲望に引かれ,



「罪の荷を負った弱い女」はおそらく「基礎教育を受けることができなかった学力の弱い女性」という意味です。
※ 当時の女性は教育を受けることができなかった。聖書の「罪」には「レベルが低い」という意味もある。
この表現についての私の個人的見解はこちら



◆ ガラテア 5:22-23



ガラテア 5:22-23

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
一方,霊の実は,愛,喜び,平和,辛抱強さ,親切,善良,信仰,温和,自制です。このようなものを非とする律法はありません。



「辛抱強さ」は「人に対する辛抱強さ」の意味です。たとえば、怪我をして痛みを我慢することや、貧しい暮らしを忍ぶことは含まれません。
「信仰」も神に対するというより人に対するものです。人に対して示される神への信仰、という意味に加えて、信用できかねる人でも信用してあげる、という意味も。
※ 霊の実の基本的な概念は、神から人に霊、人から周囲に実、というもの。最初に挙げられる「愛」,「喜び」,「平和」にしても、それが人の心の中にあるうちは「実」でない。



◆ ガラテア 3:16



ガラテア 3:16

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
さて,その約束はアブラハムとその胤に語られました。それが大勢いる場合のように,「また[多くの]胤に」とではなく,一人の場合のように,「またあなたの胤に」と述べてあり,それはキリストのことなのです。



聖書本文のヘブライ語において「胤」が単数形か複数形かということを述べています。
※ 「あなたの」があるかないかは関係ない。



◆ テサロニケ第一 1:3



テサロニケ第一 1:3

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
あなた方の忠実な働きと愛の労苦,またわたしたちの主イエス・キリストに対する希望のゆえに[あなた方が]わたしたちの神また父のみ前で[示す]忍耐を絶えず覚えているからです。



一般に「愛の労苦」は「何ら見返りがない」ことを指す慣用句と考えられています。
英語圏ではジェームズ王欽定訳で用いられた“labor of love”という表現が辞書に載っていたりします。



◆ コリント第一 7:11



コリント第一 7:11

◇ 新世界訳参照資料付き聖書 ◇ (エホバの証人)
しかし,もしも離れるようなことがあるなら,結婚しないでいるか,さもなければ夫と和解しなさい。夫も妻を去るべきではありません。



※ 「結婚しないでいるか」の前に「いっそのこと」をつけて読むのは間違い。