JWPC - Jehovah's Witnesses Press Club
輸血拒否のための法的・技術的情報
輸血ニュース2000年版
2001年5月1日更新

輸血ニュース2000年版
止血用接着剤の販売開始 (1月報道−AABB・BPRO)

米Fusion Medical Technologies社は、同社の止血用接着剤FloSealの出荷を開始しました。


中央薬審が血液凝固因子製剤を認可 (2月報道−日刊薬業・薬事日報・BPRO)

中央薬事審議会は、血液凝固第VII因子製剤、注射用ノボセブン(エプタコグ アルファ)を承認しました。


最高裁でエホバの証人が勝訴 (2月報道−報道各社)

エホバの証人の輸血拒否の妥当性が問われていた裁判の上告審において、最高裁判所は、「最高裁判所平成一〇年(オ)第一〇八一号、第一〇八二号平成一二年二月二九日第三小法廷判決」において、上告側の訴えを退け、エホバの証人勝訴の判決を下しました。


血友病患者に遺伝子治療の道 (3月報道−WIRED)

フィラデルフィア小児病院のキャサリン・ハイ氏とスタンフォード大学医学部のマーク・ケイ氏は、血友病Bに対する遺伝子治療の研究に大きな進展があったと発表しました。

この治療を受けている患者は、第IX因子の投与量が半分以下になったと報告されています。

イギリスで無輸血の生体肝移植が行われる (3月報道−BBC)

イギリスで、エホバの証人の夫婦を対象とした生体肝移植が行われました。


米国食品医薬品局がアルブミン無添加組換え第VIII因子製剤を承認 (3月報道−ABC)

アメリカのFDAはアルブミン無添加の組み替え第VIII因子製剤を承認しました。

この製剤は血友病Aの治療に用いられることになります。

アプチニンの投与は同所性肝移植患者の輸血を回避させる (4月報道−Lancet・AABB・BPRO)

Lancet4月15日号は、アプチニンの投与が同所性肝移植患者の輸血を回避させると報告しました。


日本で輸血由来のHIV感染が増加 (5月報道−薬事日報・BPRO)

薬事日報の伝えるところによると、昨年日本は、輸血によるHIV感染率の増加した先進国中唯一の国となったそうです。


輸血療法委員会の設置が指導される (5月報道−産経新聞・BPRO)

東京都衛生局は、厚生省令の定める輸血療法委員会を設置していない都内の大規模病院7病院に対して行政指導を行いました。


中央薬審が審議を再開 (6月報道−日刊薬業・薬事日報・BPRO)

中央薬事審議会は、中断されていた血液事業法の審議を再開しました。


輸血ミスの調査が行われる (6月報道−日本輸血学会)

日本輸血学会は、いわゆる型違い輸血についての調査の結果を発表しました。

対象となったのは、1995年1月から1999年12月までの5年間、300床以上、年間3000単位以上血液製剤を使用している病院です。
回答率は74パーセント、166件の不適合輸血が明らかになりました。

輸血解禁の誤報が流される (6月報道−報道各社)

イギリスのマスコミは、エホバの証人の統治体が輸血を解禁したと誤って報じました。

ものみの塔協会は誤報修正のプレスリリースを発行しています。

米国食品医薬品局が遺伝子組み換え型第VIII因子を承認 (6月報道−薬事日報・BPRO)

米国FDAは、ワイス・エアスト社の遺伝子組み換え型第VIII因子を承認しました。


米国食品医薬品局がシュクロースを使用する遺伝子組み換え型第VIII因子を承認 (7月報道−・日経バイオテクBPRO)

米国FDAは、アルブミンの代わりにシュクロースを使用する遺伝子組み換え型第VIII因子を承認しました。


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