情報部
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T.yamaさん(1)
2001年6月21日更新

“この世代”の教理の変更について
Subject: 以前聖書の研究をして頂いた事があります。
Date: Sat, 28 Apr 2001 00:03:17 +0800
From: "T.yama" < **** >
To: < **** >

はじめまして、私は **** 出身の **** 歳男性です。
このHPを拝見して、感心したのと、びっくりしたのと両方です。
とても励まされて感謝しているのですが、先日反対者のページでエホバの証人は、教理としていた、事柄を変える際 兄弟たちに説明しないで強制しているという信じられない事が書かれていました。
それは、1914年を体験した世代が過ぎ去る前にハルマゲドンが来るという事です。その事柄自体を知ったのは反対者のHPですがエホバの証人の方々の間では教理を理解無しで無理強いする事はあり得ないと私は考えています。

私に聖書研究をして下さった兄弟は同じ年でしたが本当にすばらしい方でした。
現在私は **** に単身赴任しており、またその前も家族の反対ですこし研究から遠ざかっていますが、いまでもエホバの証人の親切さや、洞察力のすばらしさ、聖書に詳しく、質問の回答に本当に的確に答えていただいた事をはっきり覚えて言います。

お忙しいところ恐れ入りますが、上記の改正の理由と、兄弟の方々に対し当然無理強いなどしてない旨をご回答頂きたいと思います。

それから、リンク先の新世界訳聖書と、他の聖書との違いを説明しているサイトを拝見させていただきましたが、本当に勉強になり新世界訳聖書は改竄などしていないと、はっきり認識する事が出来ました。
それも、このサイトを最初に拝見させて頂いたおかげだと感謝しております。


Subject: エホバの証人記者クラブより
Date: Thu, 03 May 2001 23:04:26 +0900
From: エホバの証人記者クラブ情報部 < **** >
To: "T.yama" < **** > エホバの証人個人サイト「エホバの証人記者クラブ」運営者のとんぽっぽです。

ご質問ありがとうございます。

お尋ねの件ですが、証人たちに教理上の説明をすることなく、統治体が「世代」の教理を変更したというのは、反対者によるデマです。
あなたのおっしゃるとおり、エホバの証人の世界では、説明もなく教理が強いられることはありません。

さて、改訂の部分ですが、このように説明されています。

----------引用開始----------

マタイ 24章34、35節のイエスの言葉をもう少し綿密に調べましょう。イエスは、「あなた方に真実に言いますが、これらのすべての事が起こるまで、この世代は決して過ぎ去りません。天と地は過ぎ去るでしょう。しかしわたしの言葉は決して過ぎ去らないのです」と言われました。これに続くイエスの言葉によれば、『その日と時刻はだれも知りません』。さらに重要なこととして、イエスは、わたしたちがこの世代のわたしたちの身の回りにある様々なわなを避けなければならないことを示しています。例えば、イエスはこう付け加えておられます。「人の子の臨在はちょうどノアの日のようだからです。洪水前のそれらの日、ノアが箱船に入る日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていました。そして、洪水が来て彼らすべてを流し去るまで注意しませんでしたが、人の子の臨在の時もそのようになるのです」。(マタイ 24:36-39)イエスはここで、ご自分の日の世代をノアの日の世代になぞらえておられます。―創世記 6:5,9,脚注。
イエスがこのように「世代」を比較されるのを使徒たちが聞いたのは、それが初めてではありませんでした。イエスは何日か前に、ご自身に関してこう述べておられたからです。「人の子……はまず多くの苦しみに遭い、この世代から退けられねばなりません。また、ノアの日に起きたとおり、人の子の日にもまたそうなるでしょう」。(ルカ 17:24-26)ですから、マタイ 24章とルカ 17章は、同じ比較をしています。ノアの日には「地でその道を損なっていた」、そして大洪水で滅ぼされた「肉なるものがみな」「この世代」でした。イエスの日には、イエスを退けた、背教したユダヤ民族が「この世代」だったのです。―創世記 6:11,12; 7:1。そのようなわけで、今日イエスの預言の最終的な成就において、「この世代」とは、キリストの臨在のしるしを見ながらも自分たちの道を改めない、地のもろもろの民のことであると考えられます。これとは対照的に、イエスの弟子であるわたしたちは、「この世代」の生活様式によって形作られたりはしません。世にはいても、世のものではありません。「定められた時が近いから」です。

----------ここまで----------

エホバの証人の統治体は、この点についてこれまで自分たちが示してきた教理が間違いであったことをはっきりと認め、このように述べています。

----------引用開始----------

わたしたちがイエスの言葉を常にそうした意味に受け止めてきたのでないことは認めなければなりません。不完全な人間には、終わりの来る時を特定したがる傾向があります。使徒たちでさえ、具体的なことをもっと知ろうとして、「主よ、あなたは今この時に、イスラエルに王国を回復されるのですか」と尋ねたことを思い起こしてください。―使徒 1:6。
現代の神の僕たちも同様の誠実な意図を持ち、イエスが「世代」について言われた事柄から、1914年を起点として計算できる何らかの明確な時間的要素を引き出そうとしてきました。例えば、次のような推論が行なわれました。1世代は70年ないし80年の期間と考えられ、第一次世界大戦や他の出来事の意味を把握できる年齢の人々から成るので、終わりがどれほど近いかは大体計算できる、というわけです。
そのような考え方は、いかに善意から出たものであったにせよ、イエスが続いて述べた忠告に調和していたでしょうか。イエスはこう語っておられます。「その日と時刻についてはだれも知りません。天のみ使いたちも子も知らず、ただ父だけが知っておられます。……それゆえ、ずっと見張っていなさい。あなた方は、自分たちの主がどの日に来るかを知らないからです」―マタイ 24:36-42。

----------ここまで----------

ただ、この点には付け加えるべき要素があります。

イエスが「これらのすべての事が起こるまで、この世代は決して過ぎ去りません」と述べられたのであれば、それをまず字義的に読み、人間の寿命をあてはめることは、順序としては正しいと言えます。
この聖句に字義的な意味がないことは、実際に終わりの日が来て、1世代が過ぎたにもかかわらず、それでも「過ぎ去る」ことが起きなかったときに、はじめて証明されたのではないでしょうか。
ですからそれまでの間、エホバの証人としては、信仰上、このイエスの言葉が字義的な意味であることを考慮しないわけにはいきませんでした。
それが誤りであることが証明されてはじめて、エホバの証人は、この聖句に関する別の教理を受け入れるようになりました。
しかし反対者たちは、まだこの世代が過ぎ去らないうちから、世代に関するエホバの証人の理解に批判を浴びせてきました。
これは、反対者たちが、本来のキリスト教の信仰から離れ、キリストの臨在をすでに起きたことにしてしまったり、遠い将来に追いやってしまったりしたからにほかなりません。
彼らは、「世代」に関する真理に関心を持っているのではありません。
この教理に関する彼らの批判は正しかったのですが、それは神のみ前に軽率な行為でした。

このような人たちの出現については、聖書にも言及があり、このように述べられています。

----------引用開始----------

背教者は真の信仰を捨てるだけではなく、自分たちの以前の仲間を「たたき」、公に非難したり、他の方法を講じたりして、以前の仲間の業を妨害します。そのような背教者の努力は築き上げることではなく、もっぱら打ち壊すことに向けられます

マタイ 24:45-51: 「主人が、時に応じてその召使いたちに食物を与えさせるため、彼らの上に任命した、忠実で思慮深い奴隷はいったいだれでしょうか。……しかし、もしそのよこしまな奴隷が、心の中で、『わたしの主人は遅れている』と言い、仲間の奴隷たちをたたき始め、のんだくれたちと共に食べたり飲んだりするようなことがあるならば、その奴隷の主人は、彼の予期していない日、彼の知らない時刻に来て、最も厳しく彼を罰し、その受け分を偽善者たちと共にならせるでしょう」。

テモテ第二 2:16-18: 「聖なる事柄を汚すむだ話からは遠ざかりなさい。そうした者たちはいっそうの不敬虔へと進み、その言葉は脱疽のように広がるからです。ヒメナオとフィレトがその中にいます。これらの人たちは真理からそれ、復活はすでに起きたのだと言っています。こうして彼らは、ある人たちの信仰を覆しているのです」。

----------ここまで----------

ここでは、キリストの臨在を過去のものにしたり、永遠の将来のものにしたりする人たちのことが述べられています。
彼らは、ハルマゲドンがいつまでたっても来ないことをよいことに、この聖句で示されているような方法でエホバの証人を攻撃しています。

このような人たちは、エホバの証人を攻撃するだけでなく、キリスト教の信仰そのものに敵対しています。
ですからエホバの証人は、自分たちの持っている正しいキリスト教の信仰を守るため、彼らの批判を退けます。

この点につきましては、あなたご自身も注意を払われるようお勧めいたします。

また何か質問したい点がありましたら、遠慮なくお尋ね下さい。
ありがとうございました。

★エホバの証人記者クラブ★
★情報部★


Subject: とても安心しました。
Date: Sat, 5 May 2001 18:13:06 +0800
From: "T.yama" < **** >
To: < **** >

 こんばんは、とんぽっぽ様。

早速お返事頂きありがとうございました。やはり、教理の変更を説明もなく無理強いしていないと信じていました。
わたしは折角JWの方から教わった真理(教理)は絶対に捨てたくありません。ただし、今研究を中断しているので霊的にかなり弱くなっているように思えます。
それから、かつて聖書研究をさせて頂いたときにいくつか受け入れた真理はいまでも信じております。それは以下の通りです。

1)全知全能の創造者の存在。「進化かそれとも創造」より。
※これが一番の収穫で、理にかなった事だと思います。 2)神の霊感を受け書かれた聖書とその偉大さ、信頼性。
  「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます。」より
3)妻と、子供に対する父親のあり方。
  実践は難しいですが方向性というか道を示してくれます。
  (すみません書籍名は忘れました。)

 その他、ものみの塔と、目ざめよ誌の購読によって世界の実情を聖書的見方で捉えることが出来ました。

 今度帰国したときは、司会者に連絡をとりいろいろ教わりたいと思います。任期はあと**年ほどです。

 最近余り更新をされないとうかがってますので無理にはお願いできませんが、反対者の多いネットの中がんばって頂きたいと思います。では、これで。

 乱筆乱文失礼致します。


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