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2002年5月1日更新

 エホバの証人はこれまで、さまざまな誤解や偏見、そしてそれらに基づく攻撃にさらされてきました。インターネットにおいても、エホバの証人に関する事実をひどく誤り伝えておきながら、自分たちはエホバの証人についての真実の情報を流していると主張する人たちがいます。
 そのような人たちが用いる論法のひとつに、エホバの証人が持つキリスト教の信仰をほかのものとすり替える、というものがあります。これは、エホバの証人にとっては信仰と教理にかかわるような事柄を、理由付けの段階において、利己心や政治的理由などにすり替えてしまうというものです。
 同様の手法として、エホバの証人が考えている事柄を全く無視することも行われています。たとえば、「エホバの証人にはこれこれに関する概念が根本から欠けている」とか「エホバの証人はこれこれのことについてはただ無視し、沈黙を守っている」などという表現が用いられるかもしれません。
 職業的反対者たちは様々なごまかしの手法と極端な事例の指摘を用いて人々を誤解と偏見に引き込んできましたし、反対者ではない人の中にも、自分の知識や経験に基づいた単なる決めつけによって、間違った情報をネット上に流している人が多くいます。
 その結果、エホバの証人の側から見れば首を傾げるような話が、「エホバの証人の実態」などと称してあちこちで広められる事態に至っています。
 このような反対者の宣伝がしばしば人々に受け入れられるのはなぜでしょうか。理由のひとつに、社会一般の常識観念によってはエホバの証人の行動に理由付けをすることが難しいことを挙げることができるでしょう。エホバの証人は聖書に基づく独特の価値観を持っています。

 もし、誰かがエホバの証人についての疑問を感じ、答えが見つからないなら、その人は自分で考え、その疑問に対する自分なりの説明を見いだそうとするかもしれません。そこへ反対者たちの宣伝や、人々の不確かな意見が入ってくるなら、その人は感謝してその情報を受け入れるに違いありません。
 しかし、その情報が間違っていれば、その人は危険にされされることになります。
 では、この問題にどう対処できるでしょうか。もっとも有用な方法は、エホバの証人の考え方を直接的に知ることです。そのためには、エホバの証人の考え方を決めているもの、つまりエホバの証人の世界で用いられている教育文書を読むことが必要でしょう。


 この部屋は、教理上の事実をもってエホバの証人に対する誤解や偏見を取り除くことにより、間違った情報を垂れ流す反対者たちをくじけさせ、その被害者を助けることを目的として用意されました。
 この部屋には、主にエホバの証人の出版物から選ばれた教理上の記述が直接的に引用されます。またこの部屋には、ものみの塔聖書冊子協会によって用意された、反対者に対する反駁の記事などといったものが載せられることもあります。
 重要な点として、これらの記事はそのほとんどがエホバの証人を直接教育するために用意されたものです。ですから、専門的に見て、ここに紹介される文書はそのほとんどが「エホバの証人の内部向け文書」ということになります。
 これらの文書は、エホバの証人が一体何を考え、理解し、実践しようとしているのかを正しく説明し、それを調べる人に『エホバの証人の行動心理』を明らかにしています。これらの文書を組織的に調べるなら、エホバの証人に対する誤解や偏見を克服することができるでしょう。
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