JWPC - Jehovah's Witnesses Press Club
エホバの証人出版情報
1990年版
1999年10月28日更新

エホバの証人の年鑑1990年版発行される

エホバの証人の法人団体であるものみの塔聖書冊子協会は、「エホバの証人の年鑑」1990年版を発行した。

この年鑑によると、エホバの証人の伝道者数は1989年度(9月から8月)中、212の国とエリアで378万7188人(月ごとの平均は362万4773人)に増加し、それらの伝道者が実際に報告した聖書伝道時間は延べ8億3542万6538時間(116万0315人月/9万5368人年)に達した。
これは、前年度に対して19万4534人(19万3847人)の伝道者の増加と、4990万4841時間の伝道時間の増加を意味している。
さらにこの年鑑は、1989年度中にものみの塔聖書冊子協会の5つの支部において献堂式が行われたとも報告した。

日本の伝道者が14万人を突破

ものみの塔聖書冊子協会の発行する「わたしたちの王国宣教」1990年1月号は、昨年の10月に日本におけるエホバの証人の伝道者数が14万0047人に達したことを明らかにした。

また、この記事は、同じ月に日本で得られた「ものみの塔」誌および「目ざめよ!」誌の予約購読の申込件数が7万1657件となり、これは15年ぶりの新記録であることも明らかにした。

「ものみの塔」誌の発行部数が増加

ものみの塔聖書冊子協会の発行する「ものみの塔」誌は、1990年1月1日号において、「ものみの塔」誌のこれまでの発行言語数と平均発行部数をそれぞれ106から107、1303万部から1395万部に更新した。


ブルンジが引き続きエホバの証人を迫害

「ものみの塔」誌1990年1月1日号は、1989年以来、エホバの証人に対する殺人を含むあらゆる犯罪行為が合法とされたブルンジにおいて、依然としてエホバの証人に対する政府による激しい迫害が続いてることを明らかにした。

「ものみの塔」誌は読者に対し、この非人道的な仕打ちに対する抗議の手紙をブルンジ大統領に宛てて送るよう勧めている。

「目ざめよ!」誌の発行部数が増加

ものみの塔聖書冊子協会の発行する「目ざめよ!」誌は、1990年1月8日号において、「目ざめよ!」誌のこれまでの発行言語数と平均発行部数をそれぞれ53から55、1125万部から1193万部に更新した。


「目ざめよ!」誌が悪魔の存在を肯定

「目ざめよ!」誌1990年1月8日号は、悪魔の存在を肯定する論説を掲載した。

その記事は、悪魔が実際に存在していることは人類の歴史を調べることによって証明されるとしている。

「目ざめよ!」誌が美人コンテストを批判

「目ざめよ!」誌1990年1月8日号は、「若い人は尋ねる−モデルの仕事や美人コンテストはどうなんだろう」と題する論説を掲載し、ただ外面的な美しさを追求することの危険性を訴えた。

その記事によると、モデルの仕事については、それ自体が悪いとは言えないにしても、「この仕事特有の多くの問題」があるため、クリスチャンがそのような仕事にかかわるのはあまり勧められないという。
さらに、美人コンテストについてこの記事は強い調子で語り、クリスチャンは「美人コンテストに出場するのを辞退した方がよい」としている。
この記事は最後に、人の本当の美しさは外見ではなく内面にあり、後者の美を追い求める方がはるかに優れていると結論している。

「目ざめよ!」誌が妊婦の喫煙を批判

「目ざめよ!」誌1990年1月8日号は、妊婦の喫煙を「最も広く行われている形態の児童虐待」であるとする論説を掲載した。


新しいウェールズ語訳聖書が発行される

「目ざめよ!」誌1990年1月8日号は、1988年に新しいウェールズ語訳聖書が発行されたことを明らかにし、その聖書について注解する記事を掲載した。

この記事は、ウェールズ語訳聖書が神名を「主」と訳出したことに不快感を表し、翻訳者は神のみ名を「エホファ」か「ヤハウェ」と訳すべきであったとしている。

エホバの証人の地域大会が開催される

「ものみの塔」誌1990年1月15日号は、昨年に開かれた、エホバの証人の「敬虔な専心」地域大会の報告を行った。

今回の報告は、特にポーランドで行われた大会の様子をまとめたものであった。
この大会では、ものみの塔聖書冊子協会の発行する新しい出版物として、「聖書−神の言葉、それとも人間の言葉?」および「若い人が尋ねる質問−実際に役立つ答え」と題する新しい書籍と、「あなたは三位一体(さんみいったい)を信ずるべきですか」と題する小冊子が発表されたとこの記事は報告している。
特に「若い人が尋ねる質問−実際に役立つ答え」の本は、会場に出席した若い人たちすべてにプレゼントとして無償で頒布されたという。

ローマ初のモスクの建設が計画される

「目ざめよ!」誌1990年1月22日号は、ローマに初めてイスラム教モスクが建設される予定であることを紹介した。


日本のエホバの証人が特別活動を計画

「わたしたちの王国宣教」1990年2月号は、(「わたしたちの王国宣教」1989年12月号で告知済みのように)1990年4月7日土曜日に全国のエホバの証人を挙げて雑誌配布の特別活動を実施する予定であることを明らかにした。


ニューヨーク在住の日本人に聖書伝道

「わたしたちの王国宣教」1990年2月号は、ニューヨークに在住している日本人のエホバの証人たちが、昨年の12月中、例年にない極寒の気候にも関わらず、電話帳から探し出した日本人を訪問する特別の努力を払った結果、公開講演の出席率が200パーセントに達したことを明らかにした。


「ものみの塔」誌がビジネス街での聖書伝道を推奨

「ものみの塔」誌1990年2月1日号は、副記事として、日本のエホバの証人の活動を例に、ビジネス街での聖書伝道を推奨した。


ローマ法王がガリレオの功績を認める

「目ざめよ!」誌1990年2月8日号は、クリスチャン・センチュリー誌からの引用として、法王ヨハネ・パウロ2世がガリレオを有罪とするこれまでのカトリックの立場を否定する発言を行ったことを明らかにした。

これは1984年にカトリックが作成したガリレオの問題に関する報告書の内容に準ずるものであるという。

「ものみの塔」誌がベザ写本を紹介

「ものみの塔」誌1990年2月15日号は、ベザ写本の特異性について解説する記事を掲載した。

その記事は、ベザ写本についての知識を得るために、ものみの塔聖書冊子協会が発行している「参照資料付き新世界訳聖書」の、いくつかの聖句の脚注を参照するよう読者に勧めている。

スペインでエホバの証人が称賛される

「ものみの塔」誌1990年2月15日号は、副記事として、脱税の問題に言及し、納税に関してエホバの証人を称賛したスペインのエル・ディアリオ・バスコ紙の記事を紹介した。

その記事には、土地登記の際の公証人であるホセ・マリア・ゼクラ・スルバノ氏の言葉が引用されているが、それによると、スペインでは一般に土地登記の際には土地の価格をごまかすのが習慣となっており、公証人はそれを知りつつ同意することになるが、エホバの証人は「唯一の例外」であり、彼らが申請する土地の値段は絶対に間違いがないという。

エホバの証人の統治体がカフェインの摂取について見解を述べる

「ものみの塔」誌1990年2月15日号において、エホバの証人の統治体は、カフェインの摂取の是非に関する見解を公表した。

この記事の中で統治体は、コーヒーや紅茶、あるいはコーラなどのカフェイン含有飲料は大量に摂取すると中毒症状が出ることがあるため、たとえば「コーヒーがないと落ち着かない」などという人は、一度そういったものを絶って、自分が中毒ではないか確認するのがよいかもしれないとの見解を述べた。

「ものみの塔」誌が地域大会に読者を招待

「ものみの塔」誌1990年2月15日号は、1990年中世界各地で開催される地域大会の主題が「清い言語」となることを告知し、読者にその大会への出席を促した。


「目ざめよ!」誌がエホバの証人の災害救援活動を報告

「目ざめよ!」誌1990年2月22日号は、グアドループ島におけるハリケーン災害と、カリフォルニア州における地震災害の際に行われた、エホバの証人の救援活動を報告する記事を掲載した。


カトリックが司祭抜きで礼拝を行うことを容認

「目ざめよ!」誌1990年2月22日号は、アメリカのカトリック教会が、司祭の不足を補うため、司祭がいない場合でもカトリック教徒が礼拝を行えることを規定したことを明らかにした。

この礼拝はミサと同様であるが、ミサではないとカトリック教会は述べているという。

ものみの塔聖書冊子協会が賛美歌のテープを発行

「わたしたちの王国宣教」1990年3月号は、まもなくものみの塔聖書冊子協会が「王国の調べ-2」と題する賛美歌のカセットの改訂版を発行する予定であることを明らかにした。


「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌が無料に

「ものみの塔」誌1990年3月1日号および「目ざめよ!」誌1990年3月8日号は、これまで一冊あたり75円とされていたみなし寄付を撤回し、両誌とも無料になった。


エホバの証人が聖書伝道のキャンペーンを行う

「ものみの塔」誌1990年3月1日号は、昨年の4月から5月にかけて、エホバの証人が全世界で聖書伝道のキャンペーンを行ったことを報告した。

この記事は特に日本での活動の具体的内容と成果を紹介している。
また、この記事は今年も4月と5月に同様のキャンペーンが実施される予定であることを明らかにした。

「目ざめよ!」誌がスペインのカトリック教会の危機を特集

「目ざめよ!」誌1990年3月8日号は、「スペインのカトリック教会−危機に直面しているのはなぜか」と題する特集記事を掲載した。

この記事はその危機の具体的内容として、信仰喪失の危機、聖職志望者減少の危機、基金枯渇の危機、従順喪失の危機を挙げ、さらに、スペインのカトリック教徒がほとんどだれも「第二次福音伝道」運動に参加しなかった事件を紹介した。
この記事は最後に、スペインのカトリック教会を「きれいなシャボン玉」と表現する一人の女性のコメントを紹介し、読者がこの問題についてもっと考えるようにと促した。

「目ざめよ!」誌がオカルトや超能力を否定

「目ざめよ!」誌1990年3月8日号は、クリスチャンはオカルトや超自然現象、ESPなどを避けているべきであるとする記事を掲載した。


「目ざめよ!」誌が天使の存在を肯定する論説を掲載

「目ざめよ!」誌、1990年3月8日号は、み使い(天使)について、それは存在するか、どんな姿をしているか、どんな人格を備えているか、それらをクリスチャンは崇拝すべきかといった疑問に答える記事を掲載した。


ドイツで宗教調査が実施される

「目ざめよ!」誌1990年3月8日号は、ドイツにおいて宗教に関する調査が行われたことを明らかにした。

その結果、神を信じている人たちがドイツ国民全体の70パーセントを占めている一方で、教会に通う人は、ルーテル教会(プロテスタント)の場合5パーセント、カトリックの場合25パーセントに過ぎないことが明らかになったという。

「ものみの塔」誌がモーセの座像を紹介する記事を掲載

「ものみの塔」誌1990年3月15日号は、副記事として、ローマのサン・ピエトロ・イン・ビンコリ聖堂に置かれているモーセの座像に角が生えているのはなぜかという質問を扱った記事を掲載した。

その記事によると、ミケランジェロはラテン語ウルガタ訳聖書の翻訳の誤りを真に受けてこの像を製作したという。

「目ざめよ!」誌の発行言語数が増加

ものみの塔聖書冊子協会の発行する「目ざめよ!」誌は1990年3月22日号において、「目ざめよ!」誌のこれまでの発行言語数を55から58に更新した。

なお、現在の「目ざめよ!」誌の平均発行部数は1193万部となっている。

「目ざめよ!」誌が世界教会運動ヨーロッパ大会を批判

「目ざめよ!」誌1990年3月22日号は、昨年の5月に開催された世界教会運動の報告書の内容を紹介する批判的な記事を掲載した。


ソ連において聖書が不足

「目ざめよ!」誌1990年3月22日号は、ソビエトにおいて宗教の復興がめざましい一方で、聖書が大幅に不足していることを明らかにした。


ダライ・ラマが引退を希望

「目ざめよ!」誌1990年3月22日号は、チベットの政治また宗教的指導者であり、ノーベル平和賞受賞者でもあるダライ・ラマが、投票によって選出された人物に自分の地位を譲るつもりであることを明らかにした。


カトリック教会内の同性愛者問題が明るみになる

「目ざめよ!」誌1990年3月22日号は、ナショナル・カトリック・リポーター誌からの引用として、カトリック僧職者の同性愛者問題が深刻となっていることを明らかにした。


「ものみの塔」誌および「目ざめよ!」誌が主の記念式に読者を招待

「目ざめよ!」誌1990年3月22日号および「ものみの塔」誌1990年4月1日号は、キリストの死の記念式が4月10日に執り行われることを告知し、読者にその記念式への参加を促した。


「目ざめよ!」誌が原罪に関する論説を掲載

「目ざめよ!」誌1990年4月8日号は、原罪とは何かについての論説を掲載した。

この記事は、原罪とは性交のことであるとする考え方を否定し、それは神に対する不従順であったと述べて、「最初の罪は、神の主権に対する侵害であった」と述べる新エルサレム聖書の脚注に読者の注意を引いた。

カナダにおいてエホバの証人が勝訴

「目ざめよ!」誌1990年4月8日号は、親が子供に宗教教育を施すことに関して、エホバの証人の側の権利を認めたカナダの最高裁の判例を紹介した。

この記事によると、争った男性と女性は1983年に離婚した夫婦であり、離婚成立後に男性の側がエホバの証人となったことから、子供の宗教教育に関する問題が生じたという。
興味深いのは、この男性が親権獲得者ではないにもかかわらず、裁判所が父親としての教育の権利を認めた点である。
この判決は、父親が属するエホバの証人の価値観や基本的な教えは、子供たちが正しい価値基準や行動の規範を身につけて十分な成長を遂げるのに役立つと思われると認定し、しばしばエホバの証人に関して言われるような、エホバの証人の教育は子供の将来に重大な悪影響を与える恐れがあるという意見を退けた。

「ものみの塔」誌がモアブ碑石に関する論考を掲載

「ものみの塔」誌1990年4月15日号は、モアブ碑石の発見にまつわる話を紹介する記事を掲載した。

またその記事は、モアブ碑石には「わたしはそこからヤハウェの器を取った」という記述があることを指摘し、モアブ碑石は聖書以外の文書で神のみ名(ヤハウェ=エホバ)が用いられている最古の例であるだろうと注解している。

「目ざめよ!」誌がオーベルアンメルガウのキリスト受難劇を批判

「目ざめよ!」誌1990年4月22日号は、ドイツのバイエルン州オーベルアンメルガウで定期的に開かれるキリスト受難劇の内容を紹介する記事を掲載した。

その記事は、これまでこの受難劇の脚本が何度も改訂されてきたことについて言及し、それは聖書の記述の通りであるとは到底言えないとしながらも、その劇の中から聖書の記述を尊重する部分をいくつか引き合いに出している。

「目ざめよ!」誌が輸血を拒否したエホバの証人の経験談を掲載

「目ざめよ!」誌1990年4月22日号は、輸血を拒否して脳外科手術を受けたエホバの証人と、そのエホバの証人の両親の経験談を紹介した。

無輸血で行われる脳腫瘍摘出手術の成功率は70パーセントであるが、医師の献身的な努力のおかげでこのエホバの証人は2度の手術を耐え抜くことができ、現在はとても順調に回復しているという。

アメリカで宗教に関連した詐欺まがい商法が増加

「目ざめよ!」誌1990年4月22日号は、アメリカの取引改善協会評議会と北米証券業経営者協会の報告書より孫引きし、聖書を引用する欺きの名人たちにより経済上の被害にあった人たちの数が1万5000人にも達していることを明らかにした。


カトリックがグレープジュースの使用を容認

「目ざめよ!」誌1990年4月22日号は、バチカンがイタリアのフリウリ地方の司祭たちに、ミサの際にぶどう酒ではなくぶどうジュースを用いる許可を与えたことを明らかにした。

フリウリ地方では住民の15パーセントがアルコールの問題を抱えており、この決定がなされたのは、ミサでアルコールが用いられることにより生じるかもしれない新たな問題を防止するためであるという。

イギリスで非宗教の葬儀が人気を博す

「目ざめよ!」誌1990年4月22日号は、英国人道主義者協会が「神なしの葬式」と題するガイドを発行し、それに伴い宗教抜きで葬儀を執り行うボランティアの派遣を行っていることを明らかにした。


エホバの証人の親の子供への輸血拒否に医師が異論

「目ざめよ!」誌1990年4月22日号は、「読者の声」として、エホバの証人の親の、子供への輸血拒否事件に意見を述べる医学博士の手紙を紹介した。

この手紙によると、医師たちにはある特定の症例においては輸血を強制する道義的かつ法的義務があり、エホバの証人はそういった事例を「殉教」であるかのように捉えるのではなく、自分たちの選択の当然の結果であると見なすべきであるという。
さらにこの手紙は、エホバの証人が輸血を拒否する理由として信仰よりも副作用の問題を強調したがることに不快感を表し、エホバの証人はそのようなことをやめるべきであるとしている。
最後にこの手紙は、エホバの証人が「責任ある行動をとり、道徳を説こうとしないように」と要請した。
これに対し「目ざめよ!」誌は、「エホバの証人にはこの宗教上の立場を守る結果として生じる事態に直面する覚悟がある」と述べ、この医師が問題にしている事件が、そういったことよりもむしろ、明確になされた(いかなる場合でも輸血をしないという)約束の一方的な破棄に関して問題であることを指摘し、「医師が協力する気持ちのない場合、そのことを患者にはっきり知らせる務めがある」と返答した。
さらに「目ざめよ!」誌は、輸血に伴う危険やそれを回避する技術について考慮することの重要性を強調し、この点に関する医師の意見を退けた。

「ものみの塔」誌がフリーア福音書を紹介

「ものみの塔」誌1990年5月1日号は、フリーア福音書(ワシントン福音書)を紹介する記事を掲載した。


「ものみの塔」誌が「ものみの塔」誌を宣伝

「ものみの塔」誌1990年5月1日号は、「最も広く読まれている宗教雑誌」は「ものみの塔」誌であるとする宣伝を掲載した。


「目ざめよ!」誌がスポーツ競技に関して捧げられる祈りを批判

「目ざめよ!」誌1990年5月8日号は、スポーツ選手が競技中勝利を求める祈りを捧げるという光景が近年頻繁に見られるようになった点について、そのような祈りに神が耳を傾けるということは決してないとする記事を掲載した。


「目ざめよ!」誌が未成年者の妊婦を援助する記事を掲載

「目ざめよ!」誌1990年5月8日号は、若くして妊娠してしまった子供たちを励ます記事を掲載した。

この記事は、聖書の教えに照らすなら中絶は罪であることを指摘したうえで、不利な状況であっても出産し、自分で子育てを行うようにと問題を抱える読者を励ました。
またその記事は、たとえ妊娠に至った行為が罪であっても、それによって人生が終るというわけではなく、「間違った歩みから遠ざかる」なら神はその人を豊かに許されるとも述べている。

南部バプテスト教会の牧師が減少する

「目ざめよ!」誌1990年5月8日号は、アメリカの南部バプテスト教会の牧師たちがここ1年半のうちに2100人も解任されたことを明らかにした。

南部バプテスト教会の牧師養成者であるブルース・グラブズによると、その主な理由は、近年のテレビ伝道の流行により、普通の牧師たちの存在感が薄くなったことにあるという。

ロンドン・タイムズがコロンビアのキリスト教を批判

「目ざめよ!」誌1990年5月8日号は、ロンドン・タイムズ紙がコロンビアのキリスト教を批判する記事を掲載したことを紹介した。


「ものみの塔」誌がハルマゲドンに関する特集記事を掲載

「ものみの塔」誌1990年5月15日号は、「ハルマゲドン−いつ来ますか」と題する特集記事を掲載した。


エホバの証人の統治体が狩猟を行うことに関する見解を発表

「ものみの塔」誌1990年5月15日号において、エホバの証人の統治体は、狩猟や釣りを行うことに関する見解を公表した。

その見解によると、クリスチャンには狩猟や釣りを行うことが禁じられているということはないが、クリスチャンは神が与える命に敬意を払っているため、「殺す喜び」を楽しむためにそういった事柄を行うことは避けているべきだという。

「目ざめよ!」誌が銃の問題についての特集記事を掲載

「目ざめよ!」誌1990年5月22日号は銃の所持の問題に関する特集記事を掲載した。


オーストラリアで宗教に対する若者の関心が減少

「目ざめよ!」誌1990年5月22日号は、オーストラリアで若者を対象とした調査が行われ、その結果、オーストラリアの若者にとって宗教や政治はあまり関心のない問題であることが示されたことを明らかにした。


東ドイツがエホバの証人を認可

「わたしたちの王国宣教」1990年6月8日号は、ドイツ民主共和国においてエホバの証人の活動が合法化されたことを明らかにした。

(注 : 東ドイツはこれまでエホバの証人を共産主義に従わないとして迫害してきた)

ギレアデ聖書学校の卒業式が行われる

「ものみの塔」誌1990年6月1日号は、ものみの塔聖書冊子協会の運営するものみの塔ギレアデ聖書学校の第88期卒業式が行われたことを報告した。


エホバの証人の統治体が血液分画の使用についての見解を発表

「ものみの塔」誌1990年6月1日号において、エホバの証人の統治体は、免疫グロブリンやアルブミン、フィブリノーゲン、血液第8因子などの血液分画の使用に関する見解を発表した。

その見解によると、基本的に、血液の主成分(つまり赤血球、白血球、血小板、血清など)とはならない血液成分の使用については、クリスチャンは自分で決定することになるという。

「ものみの塔」誌が地域大会に読者を招待

「ものみの塔」誌1990年6月1日号は、その年のエホバの証人の地域大会が「清い言語」という主題で行われることを告知し、読者にその大会への出席を促した。


「目ざめよ!」誌の発行言語数が増加

ものみの塔聖書冊子協会の発行する「目ざめよ!」誌は1990年6月8日号において、「目ざめよ!」誌のこれまでの発行言語数を58から60に更新した。

なお、現在の「目ざめよ!」誌の平均発行部数は1193万部となっている。

「目ざめよ!」誌がロザリオの使用を否定

「目ざめよ!」誌1990年6月8日号は、ロザリオとマリア像を用いて行われるキリスト教の礼拝の形式を無意味だと述べる記事を掲載した。


イタリアで宗教調査が実施される

「目ざめよ!」誌1990年6月8日号は、イタリアにおいて宗教調査が行われたことを明らかにした。

その記事によると、その調査によって、祈ったことのほとんどあるいは全くない人が61.5パーセントに上るなど、宗教的な生活の衰退ぶりが明らかになったという。

「目ざめよ!」誌が地域大会に読者を招待

「目ざめよ!」誌1990年6月8日号は、エホバの証人の「清い言語」地域大会の開催場所と開催日を告知し、読者にその大会への出席を促した。

それによると、今年は日本の各地において40の大会が開かれる予定である。

「ものみの塔」誌が聖書伝道に関するキリスト教派の問題を指摘

「ものみの塔」誌1990年6月15日号は、副記事として、キリスト教諸教派がしきりに「福音宣明」を課題として取り上げている一方で、教会員たちの反応が全く消極的であるという問題を扱った論説を掲載した。


福音教会が良心的兵役拒否に横やりを入れる

「ものみの塔」誌1990年6月15日号は、副記事として、ドイツの福音ルーテル教会が声明を発表して「兵士になるか良心的兵役拒否者になるかに関して、(兵役を拒否した)自分の方がりっぱなクリスチャンであると主張することは間違いである」と述べたことを明らかにし、それに対する批判を述べた。


カトリック教会が内部分裂

「目ざめよ!」誌1990年6月22日号は、「カトリック教会が分裂しているのはなぜか」という批判的な特集記事を掲載した。

この記事は、1988年6月30日に百余年ぶりに生じたカトリック教会内での離反騒動を取り上げたものであり、カトリックが現在取り組んでいるアジョルナメント(現代化)や世界教会運動などに反対する大司教とその支持者たちが教会に対して公然と反旗を翻し、バチカンから破門されたことや、その事件の後の経過などを紹介している。

フランスで宗教調査が行われる

「目ざめよ!」誌1990年6月22日号は、フランスにおいて宗教に関する調査が行われ、「無活動のカトリック教徒」が増加していることが示されたことを明らかにした。


「ものみの塔」誌の発行言語数が増加

ものみの塔聖書冊子協会の発行する「ものみの塔」誌は1990年7月1日号において、「ものみの塔」誌のこれまでの発行言語数を107から108に更新した。

なお、現在の「ものみの塔」誌の平均発行部数は1395万部となっている。

ベニンがエホバの証人を認可

「わたしたちの王国宣教」1990年7月号は、ベニンにおいてエホバの証人の活動が合法化されたことを明らかにした。

(注 : ベニンはこれまでエホバの証人の活動を法的に禁止していた)

オーストラリアでものみの塔支部の増設が行われる

「ものみの塔」誌1990年7月1日号は、オーストラリアでものみの塔聖書冊子協会支部の増築が完了し、献堂式が行われたことを報告した。


「目ざめよ!」誌の発行言語数が増加

ものみの塔聖書冊子協会の発行する「目ざめよ!」誌は1990年7月8日号において、「目ざめよ!」誌のこれまでの発行言語数を60から61に更新した。

なお、現在の「目ざめよ!」誌の平均発行部数は1193万部となっている。

「目ざめよ!」誌が動物実験に関する特集記事を掲載

「目ざめよ!」誌1990年7月8日号は、動物実験の是非を扱った特集記事を掲載した。


「目ざめよ!」誌がユダヤ人は神の選民であるかについての論考を掲載

「目ざめよ!」誌1990年7月8日号は、ユダヤ人はもはや神の選民ではなく、聖書の述べる「残りの者」のみがそうなり、非ユダヤ人がそこに加えられたとする記事を掲載した。


「目ざめよ!」誌が闘牛を批判

「目ざめよ!」誌1990年7月8日号は、闘牛は神を冒涜する行為であり、クリスチャンのかかわるようなことではないとする記事を掲載した。


聖書が1928の言語で入手可能になる

「目ざめよ!」誌1990年7月8日号は、聖書が現在1928の言語で入手可能であることを明らかにした。


アメリカのカトリックが中絶反対のためのマーケティングを実施

「目ざめよ!」誌1990年7月8日号は、アメリカのカトリックの司祭たちが500万ドルの資金を用い、広告会社や世論調査会社に中絶反対のキャンペーンを委託したことを明らかにした。


カトリックの司祭が同性愛を告白

「目ざめよ!」誌1990年7月8日号は、強姦の罪に問われていた無実の男性を助けるために裁判所に出廷したカトリックの司祭が、自分が事件同時この男性と同性愛行為に及んでいたことを証言し、その結果として無期停職処分を受けたことを明らかにした。


エリコの発掘調査が行われる

「ものみの塔」誌1990年7月15日号は、エリコの遺跡の新しい発掘調査行われたことを明らかにした。

これは、トロント大学のブライアント・G・ウッド博士によるもので、ニューヨークタイムズ紙に載せられたところによると、彼はこれまで広く受け入れられてきたキャスリー・ケニヨンの調査を「発掘していた陶器は種類が違い、調査していた場所も見当違いである」と結論している。
彼による新しい発掘調査の結果、エリコの都市の倒壊した年代は聖書が記している年代とほぼ一致することが明らかになったが、この記事は、クリスチャンの信仰は考古学上の発掘に依存しているわけではないと述べ、読者がこういった調査記録を鵜呑みにすることを牽制した。

「ものみの塔」誌がイレナエウスについての記事を掲載

「ものみの塔」誌1990年7月15日号は、異端との戦いに身を投じたイレナエウスの活動を紹介する記事を掲載した。


「目ざめよ!」誌が映画を見ることを牽制

「目ざめよ!」誌1990年7月22日号は、クリスチャンにとってふさわしくない映画とはどのようなものであるかを論じ、読者に見る映画を選ぶよう勧める記事を掲載した。


「目ざめよ!」誌が喫煙に関してジェームズ王を紹介

「目ざめよ!」誌1990年7月22日号は、ジェームズ王欽定訳聖書で知られているジェームズ王が、喫煙に強く反対していたことを紹介する記事を掲載した。


アメリカでエホバの証人が勝訴

「目ざめよ!」誌1990年7月22日号は、エホバの証人が子供の輸血を拒否したにも関わらず病院に無視されて輸血を施され、病院と医師を訴えていた訴訟において、50万ドルの支払いを命ずる判決が下されたことを明らかにした。

この記事によると、これはエホバの証人の輸血拒否に絡んで損害賠償の支払われる初めての判例となるという。

オーストラリアのカトリック教徒が独身制の廃止に賛成

「目ざめよ!」誌1990年7月22日号は、カトリック・ウイークリーからの引用として、オーストラリアのカトリック教徒の70パーセントがカトリックの独身制の廃止に賛成であることを明らかにした。


イエズス会士が宗教に対する無関心を嘆く

「目ざめよ!」誌1990年7月22日号は、イエズス会士のザビエル・ニコラスが、カトリック系のラ・クロワ紙に宗教に対する人々の無関心を嘆く記事を掲載したことを明らかにした。


ニューヨーク・タイムズ紙が告白に関する論説を掲載

「目ざめよ!」誌1990年7月22日号は、ニューヨーク・タイムズ紙がカトリックの告白の教えが廃れてしまったことに関する論説を掲載したことを明らかにした。


ものみの塔聖書冊子協会がカレンダーを発行

「わたしたちの王国宣教」1990年8月号は、ものみの塔聖書冊子協会から1991年のカレンダーが発行される予定であることを明らかにした。


日本のエホバの証人による聖書研究が20万件を突破

「わたしたちの王国宣教」1990年8月号は、1990年5月に日本においてエホバの証人の伝道者によって司会された家庭聖書研究の件数が20万1482件(=人)に達したことを明らかにした。


「ものみの塔」誌がナチスによるエホバの証人への迫害を扱った記事を掲載

「ものみの塔」誌1990年8月1日号は、第二次世界大戦中ドイツのエホバの証人によって行われた戦時下抵抗について研究した二つの著書を引用する記事を掲載した。


サンデー・グリーナー紙がエホバの証人を称賛

「ものみの塔」誌1990年8月1日号は、サンデー・グリーナー紙が宗教欄において、ものみの塔聖書冊子協会の発行する「あなたは三位一体(さんみいったい)を信ずるべきですか」という主題の小冊子を称賛する記事を掲載したことを明らかにした。

その記事は、その冊子はエホバの証人の見事な腕前を示すもので、ここまでくると三位一体論者も二位一体論者も安泰ではなくなると述べている。

「目ざめよ!」誌が種々の政治体制を考察する連載記事を掲載

「目ざめよ!」誌は1990年8月8日号から「はかりに掛けられる人間による支配」と題する連載記事を掲載しはじめた。


「目ざめよ!」誌が聖書と科学との関連性を扱った論説を掲載

「目ざめよ!」誌1990年8月8日号は、聖書の内容は科学的事実と調和しているとする論説を掲載した。


「ものみの塔」誌が運命論を否定する記事を掲載

「ものみの塔」誌1990年8月15日号は、運命論を否定する特集記事を掲載した。


僧職者と教会員の情事が盛んになる

「目ざめよ!」誌1990年8月22日号は、世界教会新聞社からの話として、教会の司祭や牧師の10人に1人が教会員と情事を行ったことを認めていることを明らかにした。


ガンジス川の汚染対策に亀を使う

「目ざめよ!」誌1990年8月22日号は、近年深刻となっているガンジス川の死体による汚染によってヒンズー教徒に生じる害を防ぐため、死肉を食べる亀が用いられていることを明らかにした。


ものみの塔聖書冊子協会の支部見学の取り決めが発表される

「わたしたちの王国宣教」1990年9月号は、ベテル(ものみの塔聖書冊子協会支部)の見学の取り決めを掲載した。


ものみの塔聖書冊子協会が聖書劇のテープを発行する

「わたしたちの王国宣教」1990年9月号は、ものみの塔聖書冊子協会が「無法な人々に対するエホバの裁き」と題する聖書劇のテープを発行したことを明らかにした。


「ものみの塔」誌が魂を論ずる特集記事を掲載

「ものみの塔」誌1990年9月1日号は、「魂は死後も生き続けますか」と題する特集記事を掲載した。

その記事は、魂が死後も生き続けるという考えは聖書の教えではなく、聖書は人の死イコール魂の死であることを明快に示していると述べている。

「ものみの塔」誌がマタイ27章52節と53節に関する論考を掲載

「ものみの塔」誌1990年9月1日号は、聖書のマタイによる福音書27章52節から53節に記されている奇跡について、多くの翻訳は訳し方が間違っているとする論考を掲載した。

この記事によると、ここで用いられ、多くの翻訳が「よみがえった(生き返った)」と訳出しているギリシャ語の語句は、穴から引き上げるなどの様々な意味があるため、ただ単に「死体が引き起こされた」と訳して、地震によって墓の中から死体があふれ出したという意味に読めばよいという。

エホバの証人の出版物が学校で使用される

「ものみの塔」誌1990年9月1日号は、副記事として、ものみの塔聖書冊子協会が発行している「生命−どのようにして存在するようになったか−進化か、それとも創造か」と題する書籍が学校の授業と試験とに用いられたという話を掲載した。


「目ざめよ!」誌が自殺に関する論考を掲載

「目ざめよ!」誌1990年9月8日号は、キリスト教神学者の間でしばしば意見の対立を生んでいる、自殺した者はどうなるかという問題に関して、それは神が判断することであって人間の判断することではないと述べる論考を掲載した。


カトリックが広告会社を利用

「目ざめよ!」誌1990年9月8日号は、アメリカのカトリック教会が声明を発表し、(「目ざめよ!」誌1990年7月8日号で指摘済みのように)中絶に関する教会の見方を宣伝するために広告代理店を利用すると述べたことを明らかにした。


カトリック司祭による児童虐待が明るみになる

「目ざめよ!」誌1990年9月8日号は、カナダのトロント・スター紙からの引用として、少年を性的に虐待していた司祭を教会に訴えた親を大司教や他の教会関係者が無視し、問題が裁判に持ち込まれた結果、15万ドルの支払いが命じられたことを明らかにした。


カトリックが聖書講座を開設

「目ざめよ!」誌1990年9月8日号は、信徒たちに聖書についての知識が大幅に不足しているという問題を改善するため、カトリック教会がこれらの人々を対象とした聖書講座を開設する予定であることを明らかにした。


カナダにおいてエホバの証人が勝訴

「目ざめよ!」誌1990年9月8日号は、カナダにおいてエホバの証人に対する強制輸血が行われた事件を扱った訴訟において、エホバの証人の側が勝訴したことを明らかにした。

この事件は、交通事故にあったエホバの証人が「医療上の要請および免責宣言書」と題するカードを所持して自分の輸血拒否の意志を明示していたにも関わらず、医師がこのカードの存在を無視し、輸血したことによって生じたものであるが、判決はこのカードが法的に無効であるとする医師たちの主張を退けた。

「ものみの塔」誌が箴言27章6節に関する論考を掲載

「ものみの塔」誌1990年9月15日号は、聖書の箴言27章6節の意味について注解する記事を掲載した。

この記事は、この句の訳として「愛する者の負わせる傷は忠実であり、憎む者の口づけは懇願されるもの」という新世界訳聖書の訳を示し、この句の後半には「自分を憎んでいる人に何らかの親切なことをしてもらいたいと思う場合はその人に懇願しなければならない」という意味があると論じた。

真宗大谷派が謝罪

「ものみの塔」誌1990年9月15日号は、真宗大谷派の細川信元宗務総長が第二次世界大戦に自宗派が荷担したことを認めて謝罪を行ったことを明らかにした。

さらにこの記事は、朝日新聞から「伝統仏教教団が宗教儀式の中で自らの戦争責任を明確にした例はこれまでにない」というコメントを引用している。

妙心寺派の住職が不足

「ものみの塔」誌1990年9月15日号は、日本の仏教の一宗派である妙心寺派の3500の寺のうち、20パーセント以上が住職のいない状態であることを明らかにした。

妙心寺派はこの問題を解決するために定年退職者を訓練しようとしたが、現在は断念しているという。

「目ざめよ!」誌の発行言語数が増加

ものみの塔聖書冊子協会の発行する「目ざめよ!」誌は1990年9月22日号において、「目ざめよ!」誌のこれまでの発行言語数を61から62に更新した。

なお、現在の「目ざめよ!」誌の平均発行部数は1193万部となっている。

原子科学者会報誌が「世の終わり」時計を遅らせる

「目ざめよ!」誌1990年9月22日号は、原子科学者会報が「世の終わり」時計を4分戻して午前0時の10分前としたことを明らかにした。


ものみの塔聖書冊子協会が「ものみの塔」誌の復刊を発行する

「わたしたちの王国宣教」1990年10月号は、ものみの塔聖書冊子協会が「ものみの塔」誌の1975年分の復刊を行う予定であることを明らかにした。

(注 : ものみの塔聖書冊子協会は現在「ものみの塔」誌の再版事業に取り組んでおり、1960年以降の「ものみの塔」誌を順次復刊している)

エホバの証人が新工法を採用

「目ざめよ!」誌1990年10月8日号は、日本において新たに建設されている「エホバの証人の大会ホール」にティルト・アップ工法という新しい工法が採用され、順調に建設が行われていることを明らかにした。

(注 : ティルト・アップ工法はエホバの証人によって独自に開発された工法である)

「目ざめよ!」誌が生命の誕生の定義に関する論説を掲載

「目ざめよ!」誌1990年10月8日号は、人間の命は受胎の時に始まるとする論説を掲載した。


ものみの塔聖書冊子協会がギネス記録

「目ざめよ!」誌1990年10月8日号は、ものみの塔聖書冊子協会の発行する「とこしえの命に導く真理」と題する書籍が、1987年5月までに116の言語で1億0648万6735冊印刷され、ギネスブックに掲載されたことを明らかにした。


南アフリカで悪魔崇拝が問題になる

「目ざめよ!」誌1990年10月8日号は、南アフリカの若者の間に悪魔崇拝が密かに浸透していることが問題となっていることを明らかにした。

悪魔崇拝者は儀式のために人間の乳児を密かに殺害しており、ある元悪魔崇拝者は11人の乳児の殺害を証言しているという。

メッカで巡礼者が将棋倒しになる

「目ざめよ!」誌1990年10月8日号は、イスラム教の聖地メッカの巡礼者用トンネルにおいて将棋倒しが生じ、1426人の巡礼者が死亡したことを明らかにした。


イヌイット語の新しい聖書翻訳業が始められる

「目ざめよ!」誌1990年10月8日号は、北極圏にすむイヌイト族の用いるイヌイト語の聖書が現在翻訳されていることを明らかにした。

イヌイト語の聖書翻訳業の問題点の一つは、聖書にあるイヌイト族が知らない言葉をどのように訳すかというものであり、この新しい翻訳は羊のことを「シーピ」と訳出する一方で、ロバのことを「大きな耳のあるもの」と訳出しているという。

ローマ法王がゴルバチョフと会談

「目ざめよ!」誌1990年10月8日号は、法王ヨハネ・パウロ2世とソ連大統領ミハイル・ゴルバチョフとの会談が行われ、ソ連とバチカンが双方とも大使を派遣することで合意したことを明らかにした。


エホバの証人が輸血を強制され裁判に訴える

「目ざめよ!」誌1990年10月8日号は、アメリカにおいて子供に輸血を強制されたエホバの証人の親が医師と病院を訴えていることを明らかにした。

この記事によると、このエホバの証人の親は、移植手術を無輸血で行う用意のあるとされる病院に息子を入院させ、病院の側も、輸血もそれを強制するための法廷命令の取り付けも必要ないと請け合っていたにも関わらず、実際には病院は親の知らないところで輸血強制のための法廷命令を取り付けており、しかもそうするに際しては、まだ手術が行われていないにも関わらず、患者がすでに出血多量であるかのように偽装した文書を裁判所に提出していたという。
さらにこの病院は、結果的に手術を無輸血で行うことに成功したにも関わらず、施術終了後に患者に対して輸血を強制したという。
この裁判においては、一度は50万ドルの損害賠償を支払う評決が下されたが、その後この評決は第一審判事によって却下されており、今後の進展が注目されている。

オーストラリアで同性愛が争点となる

「ものみの塔」誌1990年10月15日号は、副記事として、同性愛行為が違法とされるオーストラリアのクイーンズランド州において、キリスト教の主立った宗派からなる社会正義教会連合が「同性愛者は神のみ前に異性愛者と同等である」と主張していることについての論説を掲載した。

この記事は、そのような主張が聖書の言葉と全く相容れないことを指摘したうえで、「真のクリスチャンは同性愛の解禁を求めて騒ぎ立てるよりも、神を侮辱するこの習慣の虜になっている人々が神の真理の言葉に心を向けて、この習慣を打破するように勧める」と述べている。

ローマ法王が軍を激励

「ものみの塔」誌1990年10月15日号は、副記事として、ローマ法王がローマのツェッキニョーラ駐屯地の7000人の陸軍士官候補生との会見を持った際にクリスチャンと兵役の問題について述べた発言を批判する論説を掲載した。

ローマ法王はこの発言の中で、「クリスチャンとしての召しと兵士としての召しはどちらも、美しくて価値のある立派な事柄である」と述べて士官候補生たちを激励したが、この記事はそれに反論し、初期キリスト教はそのようなものではなかったと述べている。

「ものみの塔」誌が死亡通知

「ものみの塔」誌1990年10月15日号は、インドにおいてF・E・スキナー兄弟が死亡したという簡単な通知を掲載した。

(解説 : スキナー氏はものみの塔聖書冊子協会インド支部の委員の一人。 「ものみの塔」誌がその誌面において個人の死を通知することは、それが統治体のメンバーである場合を除いては行われないため、この死亡通知はきわめて異例だと言える。)

「ものみの塔」誌が新世界訳聖書の創世記3章1節について注解

「ものみの塔」誌1990年10月15日号は、新世界訳聖書の創世記3章1節の訳し方に関する論考を掲載した。

この記事は、多くの翻訳において「こうかつな」もしくは「利口な」と訳出されている語が新世界訳聖書においては「用心深い」と訳出されていることについて触れ、原典のヘブライ語と聖書の文脈との双方からこの違いを説明している。

エホバの証人の統治体が葬式を行うことに関する見解を発表

「ものみの塔」誌1990年10月15日号において、エホバの証人の統治体は、エホバの証人には葬式を行う聖書的根拠があるかについての見解を述べた。

この記事において統治体は、クリスチャンが先祖供養を行うべきでないことについて触れた一方で、それでもクリスチャンは死者を悲しみ、死者に対する哀悼の意を表明すべきであると述べた。
さらに統治体は、葬式はいわゆる秘跡の一種ではないとも述べている。

改革派ユダヤ教が同性愛者を是認

「目ざめよ!」誌1990年10月22日号は、改革はユダヤ教が同性愛者のラビ(師)を受け入れる決定を下したことを明らかにした。


ブラジルのベジャ誌がキリスト教の寄付に関する論考を掲載

「目ざめよ!」誌1990年10月22日号は、ブラジルのベジャ誌が寄付に関して福音主義教会とエホバの証人とを比較する記事を掲載したことを明らかにした。

その記事によると、福音教会は寄付の額が神の癒しの効力を増幅させると主張しているが、その一方で、エホバの証人は信徒に寄付を強制するような行為は行わないという。

「王国宣教」が輸血拒否に関する指示を掲載

「わたしたちの王国宣教」1990年11月号は、エホバの証人が輸血を拒否するために必要な手続きなどについて指導する記事を掲載した。


「ものみの塔」誌が国家への服従を教える

「ものみの塔」誌1990年11月1日号は、聖書研究用の記事として、聖書が述べる「上位の権威」に対するクリスチャンの服従を説く記事を掲載した。


エホバの証人が感謝状を受け取る

「ものみの塔」誌1990年11月1日号は、ブラジルの警察署長が、刑務所内におけるエホバの証人の活動に対する正式の感謝状を発行したことを明らかにした。


「目ざめよ!」誌がUFOについての特集記事を掲載

「目ざめよ!」誌1990年11月8日号は、UFOは実在するかどうかを論じた特集記事を掲載した。

その記事は、しばしばUFOに関する主張がオカルトと深く関連している点を指摘し、読者がそのような話題と関わりにならないことを勧めた。

ローマ法王がメキシコを訪問

「目ざめよ!」誌1990年11月8日号は、ローマ法王がメキシコを公式に訪問したことに関する批判的な論説を掲載した。

その記事によると、地元のカトリック関係者たちの間には、この法王の訪問を成功と見る向きと失敗と見る向きとが交錯しているという。

「目ざめよ!」誌が麻薬の使用を否定

「目ざめよ!」誌1990年11月8日号は、クリスチャンは麻薬を使用すべきではないとする論説を掲載した。


バチカンがカテキズムを改訂

「目ざめよ!」誌1990年11月8日号は、バチカンがカテキズム(公教要理)の改訂を行っており、その改定の内容が一部の人たちによって強く批判されていることを明らかにした。


カナダで聖職者の性スキャンダルが生じる

「目ざめよ!」誌1990年11月8日号は、ニューヨーク・タイムズ紙がカナダにおけるキリスト教僧職者の性スキャンダルを報じたことを明らかにした。


カトリック教会が妊娠中絶に反対

「ものみの塔」誌1990年11月15日号は、妊娠中絶が国民投票によって合法とされたイタリアにおいて、カトリックがそのような行為に及んだ者を破門するとの立場を再確認したことを明らかにした。


エホバの証人が医療機関連絡委員会を設置

「目ざめよ!」誌1990年11月22日号は、エホバの証人の統治体の決定により、エホバの証人の輸血拒否に関して医師とエホバの証人との間に生じている溝を埋めるため、「医療機関連絡委員会」が設置されたことを明らかにした。

この委員会は同じくエホバの証人の統治体により設置されている「ホスピタル・インフォメーション・センター」の指揮下にあり、現在このセンターによる精力的な指導が医療機関連絡委員会のメンバーに対して行われているという。
この記事によると、日本においては現在41人の医師を含む255人のメンバーがこの指導を受けているという。

日本において金の仏像が人気を博す

「目ざめよ!」誌1990年11月22日号は、最近日本において金の仏像の購入が突然にはやりだしたことを明らかにした。

この記事は、金の仏像は宗教的なものなので税を免除されるという人々の誤った法律知識がこのような現象を生じさせていると述べている。
さらにこの記事は、国税庁がそのような問題に目を光らせていることに加えて、金の仏像が原価の75パーセント増しで販売されていることを指摘し、金の仏像を購入することは賢明な投資であるとは言えないと述べている。

ケベック州の自治大臣がエホバの証人に差別発言

「目ざめよ!」誌1990年11月22日号は、カナダのケベック州の自治大臣であるイボン・ピコットがラジオにおいてエホバの証人のことを「福祉に頼って暮らす社会の寄生虫」と呼んで攻撃したことを明らかにした。

しかしその後のニュースの報道により、その発言がエホバの証人のみならず社会の援助に頼らなければならないすべての人に対する侮辱であることや、そもそもエホバの証人はカナダにおいて福祉の利用率の最も低い宗教団体であること、そしてこの発言に関してケベック州首相がピコットに公式の謝罪を求めていることが明らかになったとこの記事は述べている。

日本から宣教者が派遣される

「わたしたちの王国宣教」1990年12月号は、日本から5名の兄弟(=男性のエホバの証人)が宣教者としてパプアニューギニアと台湾省に派遣されることを明らかにした。


ギアナにものみの塔聖書冊子協会支部が設置される

「わたしたちの王国宣教」1990年12月号は、フランス領ギアナにものみの塔聖書冊子協会の支部が設置されたことを明らかにした。


「ものみの塔」誌が寄付に関する記事を掲載

「ものみの塔」誌1990年12月1日号は、エホバの証人の活動を補っている法人団体であるものみの塔聖書冊子協会の資金調達がどのようにして行われているかについての質問に答える記事を掲載した。

この記事は、ものみの塔聖書冊子協会がエホバの証人に対する寄付の徴収を行っていないことや、寄付集めのためのパーティー、くじの販売、集会における寄付盆の使用などを一切行っていないこと、さらにものみの塔協会の役員に対しては給料が支払われていないことなどを明らかにした上で、読者に対して同協会の運営のための自発的な寄付を行うようにと勧めている。
(解説 : この記事の掲載は、みなし寄付が撤廃されて「完全寄付制」が導入されたことによるものである。)

「ものみの塔」誌が新世界訳聖書の訳語について注解

「ものみの塔」誌1990年12月1日号は、新世界訳聖書においてギリシャ語のフロネーマおよびピステウオーの訳出の仕方が他の一般の聖書と異なるのはなぜかを解説する記事を掲載した。


「目ざめよ!」誌がハヌッカに関する論説を掲載

「目ざめよ!」誌1990年12月8日号は、ユダヤ教の献納祭であるハヌッカに関する論説を掲載した。


古代の子牛像が発掘される

「目ざめよ!」誌1990年12月8日号は、イスラエルのアシュケロン遺跡から、子牛像が発掘されたことを明らかにした。

この記事はこの像のことを、聖書が言及している金の子牛像の原型だったかもしれないと注解している。

「目ざめよ!」誌が僧職者の性問題を批判

「目ざめよ!」誌1990年12月8日号は、カトリック聖職者による児童性愛の問題が近年盛んに報道されていることを紹介する批判的な記事を掲載した。


「ものみの塔」誌がクリスマスを批判

「ものみの塔」誌1990年12月15日号は、「ベツレヘムとクリスマスに関する事実は何か」と題する批判的な特集記事を掲載した。

この記事は、イエスが生まれたのはベツレヘムのどこであるかに関する資料を提示した上で、イエスの生まれた厳密な場所は特定できないと結論し、ベツレヘムの降誕教会を批判して、「霊と真理をもって父を崇拝する人は、崇拝においてベツレヘムのような特別な場所や像のような物品に頼らない」と述べている。

エホバの証人の新しい年の聖句が告知される

「ものみの塔」誌1990年12月15日号は、来年のエホバの証人の「年句」が、啓示の書(黙示録)22章17節の「だれでも聞く者は「来なさい!」と言いなさい」となったことを読者に告知した。


「ものみの塔」誌がカトリックの独身制を批判

「ものみの塔」誌1990年12月15日号は、近年のカトリックの性問題について、その要因となっているカトリックの独身制は聖書に基づいたものではないと指摘する記事を掲載した。


「ものみの塔」誌が聖書地図の不備を指摘

「ものみの塔」誌1990年12月15日号は、一般的な聖書地図がシオンの山を現在マリア永眠教会のある丘に位置づけていることに触れ、それは考古学的に正しくないと指摘した。


ギレアデ聖書学校の卒業式が行われる

「ものみの塔」誌1990年12月15日号は、ものみの塔聖書冊子協会の運営するものみの塔ギレアデ聖書学校の第89期卒業式が行われたことを報告した。


人類学者が聖墳墓教会を批判

「ものみの塔」誌1990年12月15日号は、人類学者のコリン・ターンブル教授が語った聖墳墓教会での「気のめいる」出来事を紹介する批判的な記事を掲載した。


「ものみの塔」誌が「ものみの塔出版索引」を発行

「ものみの塔」誌1990年12月15日号は、ものみの塔聖書冊子協会から新しい「ものみの塔出版物索引」が発行されたことを明らかにし、読者にその使用を促した。

この索引には1930年以降ものみの塔聖書冊子協会が出版した様々な出版物が収録されているという。

「目ざめよ!」誌がカトリックを批判

「目ざめよ!」誌1990年12月22日号は、副記事として、ライターのマイク・ロイコが書いたカトリックを批判する記事を紹介した。


ポーランドの元文化大臣が新年の祝いとクリスマスを非難

「目ざめよ!」誌1990年12月22日号は、ポーランドの元文化大臣であり歴史学教授でもあるアレクサンダー・クラフチュックが、キリスト教の新年の祝いとクリスマスとについて、「道徳上」それを行うべきでないとする記事を雑誌に掲載したことを明らかにした。


クリスマスツリーが盗まれる

「目ざめよ!」誌1990年12月22日号は、アメリカにおいて公園や街路に植えられたもみの木などがクリスマスツリー用に引き抜かれる事件が相次ぎ、州側が防止策を講じていることを明らかにした。

これらの木には、暖かくなると異臭を放つ薬品が散布されており、泥棒が寒い街路から暖かい部屋の中へ木を移動させると、部屋の中はたいへんな臭いになるとこの記事は述べている。

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